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しゆたろの日常

しゆたろの日常についてきままにつぶやきます。創作もします。

第七話 初めての裁き

小説 黄泉がえる世界

あれから10分も外で待たされていた。家族に説明してるなら、どれだけ信じてもらえてないんだろう。最初入ったら、驚きの声を上げるのが普通だが、家族の声が全く聞こえない。やっぱり、あのおじさん怪しい。
―ガラララララ・・・
やっと説明が終わったのかわからないが、入ってはいいことになったのだろう。
「どうぞ」
黄泉人のおじさんが言った。
『失礼しまーす』
くるみと卓斗は同時に言った。
「散らかってて、片づけるのに手間取ってしまってね」
待たせたいい訳だろう。
「うちの妻と息子だ」
紹介をされて会釈をする二人。
「このお二人は、黄泉がえりという組織の人たちだ。私がよみがえったから、善人か悪人か判断しに来たそうだ」
「・・・はぁ・・・」
内容が内容なので、すこし戸惑っていた。
「夜分に申し訳ありません。さっそくですが、旦那さんに警察などに捕まった経験など無いですね?」
これはくるみが言った。さすが、慣れてる様子だ。
奥さんは、一呼吸おいて言った。
「はい・・。ありません」
「君は?」
これは俺だ。初めてだからなんかぎこちない。
「な、ないよ、この人は」
・・・?この人?
「あ、父さんは悪いことなんてしないよ!」
いきなり口調が強くなった。
「わかりました。あなたのお父さんは善人です」
<おい。くるみ、そんなに簡単に決めていいのか?隊長とかに相談しなくても・・・?
小声でくるみに聞いた。
<ちょっといったん家を出ますよ。卓斗さん、外で待ちます
なぜだかわからないが、何か二人で話したいのだろう。
「失礼しました。」
俺は軽くお辞儀して、くるみと外へでた。
―ガラララララ

「ふふ・・・」
私は笑った。黄泉がえりという組織、もっとやっかいな奴らかと思えばそうでもなかった。
「あの人たち、気が付いてくれなかったね・・・」
「静かにしなさい」
「・・・おい、さっきはお前変なこといいやがって」
私は、手を振り上げた。
「ごめんなさい」
「やめて、この子には手を出さないで!」
「だったらおとなしくしてろ!・・・さあて、金はどこかな」
「お金は渡しますから、早く出てってください」
その手には10万あった。
「こんなんじゃたりねぇ。早くもっと出せ」
「それじゃあ、私達生活できなくなります」
「金をわたさねぇと、このナイフで・・・」
これは、この家のキッチンにあった、ナイフ・・・あれ?何処だ?
「ああああああああ~~~!!」
それは、あの子供の声だった。そいつはナイフを持って私に襲いかかってきていた。
母親は、絶句して口を両手で押さえていた。
子供がナイフで襲いかかってきても、こっちは大人だ。子供の腕を捕まえた。
「そんなんじゃ、私を倒せないぞ。ふふふ・・・」
そいつからナイフを奪い
「じゃ、まずはお前からだ」
「やめてください!!助けて誰か助けて!!」
「大声を出すんじゃねぇ!」

「誰か!助けて!」
その声は、こちらにちゃんと聞こえた。
「くるみ!」
「はい!」
がたがたがた!・・・やっぱ、鍵はしまっていたか。
「卓斗さん。下がってください!」
「ああ、ってくるみ何を!」
俺が、さがった瞬間。くるみは、拳銃の引き金を引いた。
バンッ!